ここまで中古車を売却する際に、高額査定を引き出すための色々なテクニックを書いてきました。
最後にここでは、実車査定を受ける時の査定士の方との交渉術について書いておきましょう。
車を一番高く売ろうと思うなら、査定士の方に査定をしてもらったその日に売買契約を結んで売却してしまうのが一番です。
査定では査定士が、
- 車種
- 年式
- 走行距離
- 事故歴(修復歴)の有無
- 定期点検整備記録簿等の有無
- キズやへこみの有無
等をチェックすることになります。
この査定は、まさに査定したその時点での評価ということなんですよね。
査定をした中古車買取専門店の側からすれば、この評価のままで買い取って、すぐにでも流通ルートに乗せて次のオーナーの方に売りたいというのが本音なんです。
例えばあなたが車を乗り換える場合で、まだ次の車が手元に届いていないからということで、「新しい車が納車されるまで売るのは待って欲しい」と言ったとします。
わずか1週間か2週間のことかも分かりませんが、でもその間に傷ができるかも分かりません。
どこかにぶつけてドアやバンパーが凹むかも知れません。
もちろん、その間に車に乗れば走行距離も増えるわけです。
例えば12月25日に査定を受けて、売り渡すのが1月になれば、「年式」も変わってしまうことになります。
これでは査定をつける側としては、高額査定を出せませんよね。
あなたがこころしておかなければいけないことは、査定士が示した査定額で納得できるなら、その場で売買契約を結んでもOKなんですという姿勢を見せることです。
仮に当日の売買契約が無理でも、「〇日後までには必ず」というハッキリした日時を伝えることが大切です。
そのような姿勢を示しつつ、次に大事なのが、自分はいかにこの車に愛情を注ぎ、大切に乗ってきたかということを伝えること。
「愛情を注いだ」、「大切に乗ってきた」、その内容も具体的にハッキリと伝えましょう。
例えば、洗車は必ず週1回していた、ワックスは必ず月1回かけていた、6ヶ月点検・12ヶ月点検なども必ず受けていたなど、どんな小さなことでも伝えるようにしましょう。
最後に、もし事故などを起こしたことがあるのであれば、最初に査定士に正直に伝えておきましょう。
もしあなたが隠したとしても、査定士は車のプロ。
修復歴があればすぐに分かってしまいます。
それを「事故はやっていません」などとウソをつけば、それだけでもマイナス要因になるし、もっと言えば、他にも何か隠しているのではないかと疑われることにもなりかねないんです。
月並みかも分かりませんが、「交渉は誠実に」というのが一番大切なんですよ。
以上、車八十吉がお送りした「高額査定テクニックその⑤~最後は交渉!」でした。
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